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2019. 05. 29  

すでにTwitter等でご存じの方も多いと思いますが、「翻訳を勉強する会・番外編」として、出版・実務翻訳者の井口耕二さんにお話をしていただける運びとなりました。
日時は7月14日(於:大阪市中央公会堂大会議室)。詳細は、下記告知申し込み画面をご確認ください。6月1日(土)正午から申し込み可能となります。

翻訳を勉強する会・番外編 ― 訳文による絵の描き方

大阪で翻訳フォーラム・レッスンシリーズなどの裏方を務めるようになって以来、ワタクシは「井口さんのお話お聞きしたいんですよねー」と願望を口にしては(ワタクシは井口さんお一人のセミナーというものに参加したことがないのです)、同じく運営に携わってくださる本会管理人さんに「そういうことは『時期』が来れば動きます」と諭され続けてきました。

「井口さんとはもうご縁(?)がなかったのかもしれない」と思い始めた頃、「翻訳事典」「通訳翻訳ジャーナル」に立て続けに井口さんの寄稿文が掲載されました。特に、翻訳事典の記事は井口さんの翻訳プロセス(訳文を仕上げていく過程)を詳細に記したもので、昨年のシンポジウムの内容と通じる部分もありました。これをふくらませた内容のお話を、大阪で聞くことができたなら。
ちょうど同じ頃、ワタクシたちは「公開勉強会in東京」の準備を進めていたのですが、その勉強会に井口さんも参加されるということが分かりました。管理人さんの言っておられた「『時期』が来れば」とは、これを言うのかもしれないと、(勝手に)少しばかりゾクゾクしました。林先生なら「今でしょ」と言うところです(…のハズ)。というわけで、公開勉強会の際、「翻訳を勉強する会」を代表し、おそるおそる大阪でお話してくださいとお願いすると、井口さんは「喜んで」と二つ返事で快諾してくださったのでした。

日時と開催場所を確定後、内容の検討に入ったわけですが、FBの「翻訳を勉強する会」事務局グループで「あれも聞きたいねん、これも聞きたいねん」と駄々をこねるワタクシは(駄々っ子かい…)、またまた管理人さんから「基本、井口さんが話したいように話してもらうのがたぶんベストです」と諭され(諭されてばっか…)、「本会の趣旨に沿った方向で」今一番話したいことを話してくださいとお願いしました。その結果提案いただいたのが「お話いただく内容」に記載した内容です。「(循環を繰り返しつつ)訳文を仕上げていく」ことにフォーカスしたセミナー、これまで(クローズドの場を除くワタクシの知るかぎりということですが)まず耳にしたことはありません。思わずPCの前で小躍りしてしまったのでした。

しかしながら。
無傷で心躍るお話を聞くことができる、などというオイシイ話が、そうそうその辺に転がっているはずはありません。
その提案には、「直前の勉強会で使った原文と訳文をいただいて、訳文をブラッシュアップするのに考えるべきと私が思うポイントを指摘する」のはどうでしょう、それも「どうせなら、参加型のほうがおもしろくなるんじゃないですか?」という、悪魔が書いたとしか思えないような文章が続いていたのです…
現在、事務局内で「公開処刑」とも「人柱」とも呼ばれているこの「検討会」プログラム、事務局3名、覚悟を決めるまで少し時間が必要でした(少なくとも秘書2名は、ということです)。
けれど、落ち着いてよく考えてみれば、これは、またとない機会なのかもしれません。「訳文をつくるとはこういうことだ」と理解しているつもりなのに、表層的な訳文しか作れない自分。ここでひと皮むけるとは到底思えませんが、「検討会」に参加する(準備をする)ことで、もう少し深く読み考える術を身につけることができるようになる、かもしれません(希望的観測)。ということで、現在「これは役得♪」と鋭意自身を洗脳中です。参加される皆さまには、ひととおり読解ができたところからの訳文作りとブラッシュアップの実際を見ていただくことで、井口さんが前段で話される内容の理解をさらに深めて頂くことができたならと願っております。そのためなら、喜んで人柱になりましょう(棒読み)。

そんなわけで、7月14日。
できるだけ早いうちに来阪していただきたいと日程を調整した結果、ご参加くださる皆さまには優しさの欠片もない、3連休のなか日(しかも大安です)という日時設定になってしまいましたが、可能であれば予定を調整してご参加いただけたら大変嬉しく存じます。

会場の大阪市中央公会堂は、ご存じの方も多いと思いますが、国の重要文化財に指定されている、赤れんがの大変美しい建物です。建物内には、公会堂限定グッズを販売するショップや無料の展示室もあります。また、廊下に配置された足休めの椅子は、建築当時のもので、その時代ならではの工夫がこらされている大変珍しいものです。セミナーのみならず公会堂の建物の方もご堪能いただければと思います。

皆さまの参加をお待ちしています!
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プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

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