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2020. 09. 02  

 翻訳フォーラムのメンバー深井さんのパンクチュエーション講座。

 実は、私はこの講座を受けるのは3回目です。
 一度目は昨年4月。ちょうど英日翻訳におけるパンクチュエーションの大切さに気づき始めた頃でした。
http://sayo0911.blog103.fc2.com/blog-entry-670.html
 そのとき「こんな講座はこれまでなかった! 是非これを大阪でも!」とお願いし、昨年11月末の大阪編に裏方として参加したのが2回目。演習も含む4時間の長丁場でしたが、募集枠は1日で満席となり、「英日方向に特化して体系的にパンクチュエーションを学ぶ講座」への皆さんの関心の高さがうかがえました。
http://sayo0911.blog103.fc2.com/blog-entry-708.html

 通翻フォーラム2020のセッションは、これまでの講座を90分にギュッと凝縮したものに新情報を加えたという贅沢な内容。個人的には、過去2回の講座を振り返るよい機会になりました。
 止める記号、つなぐ記号、補足する記号、そのまま伝える記号――視聴された方は分かると思いますが、分類も的確ですよね。特に、各記号の「間」を音楽の休符にたとえた説明は、はじめて聴かれた方は「おお」と感動があったのではないかと思います(私もはじめて聴いたときは「分かりやす!」と思いました)。
 個人的には、「そのまま伝える」記号の内訳と新聞見出し(Headline)の読み方の理解がやや曖昧だったのが、今回きちんとメモも取れて(後追いなので途中で止められるのがいいですね~)クリアになったという感じです。
 具体的にどんな内容のお話があったのかは、上述の過去2回のブログ記事に譲ります。興味をもたれた方は覗いてみてくださいませ(今回、時間の関係で説明されなかったものもあります)。

 「今日からできるエクササイズ」として、挿入部分を抜き出し、その部分を外して読んでみる、原文のすべての記号に印をつけその用法を説明できるようにするなどの方法が挙げられました。そういう読み方をすることで、大事な部分とそうでない部分の違いが際立つようになり、訳出する際も、そうした重みの違いを意識して訳すことができるようになるのだと。別のところで口にされた「(記号は)立体的に読む(ためのヒント)」というのも同じことを言っているのかなと思います。
 最後に、深井さんは、「パンクチュエーションは何のためにあるのか?」を、何冊かの参考図書の記述を引いてまとめてくださいました。パンクチュエーションは、著者からの「こう読んでほしい」という申し送りや指示で、誤読を防ぐためのものである(逆に言えば、誤読の恐れがない位置に置く必要はない)――と、こんな感じにまとめられるかと思います。そこに著者の意図がこめられているならば、その意図が訳文にも適切に反映されなければなりません。日英翻訳のみならず英日翻訳でも、正しく読解するためにパンクチュエーションの知識が欠かせないということがよく分かります(でも「適切に訳文に反映」はなかなか上手くできないのだった)。

 深井さんがまとめてくださった参考書籍一覧(http://trans-class.blog.jp/archives/2145655.html)は、通翻フォーラムに参加されていない方でも見ることができます。
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プロフィール

Sayo

Author:Sayo
医療機器の和訳も9年目。
老眼腰痛、最近は膝痛とも闘いつつ
翻訳人生をまっとうしようと奮闘中。
この頃になってやっと翻訳の奥深さ・
難しさ・楽しさが分かってきたような。
記事は「翻訳一般」多め、ときどき読書感想文、本業(医療機器)やや少な目。
(2019年4月現在)

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