屋根裏通信

在宅で細々実務翻訳をやってます。翻訳、英語の勉強、その時々の出来事などのんびり綴っています。

何度か書いておりますように、賢い機械は本能的に恐れているところがありまして(←いったん機嫌を損ねた時の対処法に自信が持てないためだと思われます)、ソフトウエアのインストールでさえ命懸け(<かなり大げさ)なのですが、上記2本のソフトウエアは、個人的に、「インストールしてよかった」と思って使用しています。

もちろん、もっと便利で使い勝手のよいソフトウエアは世の中にごまんとあると思いますので、まあ、参考程度にさらっと読み流してください。

対訳君

私が使用しているのは、「対訳君Professional+英辞朗」です。
アメリア経由で購入したので、多少割引がありましたけど、辞書に関しては「金銭感覚ちょっと麻痺してます」(当社比)感のあるSayoも、購入にあたっては、さすが暫く悩むほどの、なかなかによろしいお値段で、インストール以前に、まず購入の段階で「意を決する」必要があったりなんかしたのでした。

「対訳君」には、他のソフトウエアを検索していた時に、たまたま辿り着いたのですが、「一網打尽」というその機能(内蔵&登録辞書をグループ化し、それぞれのグループのウインドウを開いておくと、メインのウインドウに語句(フレーズ)を入力するだけで、全てのグループの辞書を検索してくれる)が、かなり気に入ってしまったのでした。
CD-ROM辞書の数も増えてくると、EB-Win(DD-Winのような串刺し検索ソフトです)での串刺し検索も、全辞書一括は逆に面倒になってしまって、最後の頃は、辞書グループ別に複数のEB-Winウインドウを開いて、それぞれに語句を入力して検索していたんですね。もしかしたら、もっと簡便な方法があったのかもしれないのですが、よく分からなくて。

「対訳君」には、廉価版のStandard、ビジネスに特化したProfessional、医学版のAcceptの3種類がありますが、当時は医薬翻訳に再挑戦しようとは考えていなかったので、Professionalの方にしました。時々契約書(製造請負契約メインですけど)の和訳のお仕事を頂くこともあったので(←翻訳会社さん無謀)、法令対訳集が内蔵されているのが便利かなと思ったのですが、なぜかそれ以降、契約書翻訳のお仕事は1件もなかったりするのでした(世の中とはそういうもんです<個人的には、契約書はあまり得意ではなく、特に、「不可抗力」などの、1件ずつ微妙に違う表現とか、あまり好きではなかったので、それはそれでよいかと思ってます)。

とはいえ。
空き容量3GB必要ということでしたから、それまで使用していたPCは、空き容量的にもメモリ(すでに増設済み)的にも、「ゼッタイ無理。他を当たってください(?)」と完全拒否状態でしたので、Windows7機を購入するまで、暫く待たなければなりませんでしたが。

ということで、「対訳君」を導入して1年弱が過ぎましたが。
でもって、まだまだ全然使いこなせていないとは思うのですが。
前出の「一網打尽」機能には、おおむね満足しています(対訳集も「一網打尽」に含めると、とたんに検索速度が落ちてしまうんですが、まあ許せる範囲であります)。
英辞朗君を追加したのは、個人的には正解でした。時々「ええっ??」という訳語を返してくれることもあるので、英辞朗君のみヒットした訳語については裏取りをするようにしていますが、とにかく収録語数が多いので、Google検索の際の何らかの手掛かりになることも多いです。
対訳集は、そういう(ビジネス・契約書関係のお仕事がないの~)訳で、今は殆ど使用していません。画面上で、またはエクセルファイルから一括で、自作の対訳集も作成できるということで、最初の頃は、せっせと対訳登録したりしていたのですが、最近では面倒臭くなってやめてしまい、「秀丸」に訳出時に悩んだ訳語を対訳登録するという、以前のやり方に戻っています。

てことで。
秀丸

数年前に、通信講座を受講した際、講師先生に教えて頂いたテキストエディタ(シェアウエア)です。ネットで検索してみると、マクロを活用しておられる方も多いようですが、私には、イマイチ説明がよく分からないものが多いため(←理解しようという努力を捨てているようですが、暑さのせいということで、とりあえず大目に見てやってください)、フツーにエディタとしてのみ使用しています。秀丸君も目一杯能力を活用して貰えなくて、可哀そうといえば可哀そうかも。

訳出作業中に悩んだ語句やフレーズを、その都度、対訳にして入力しています。参考になりそうなウエブ上の説明文を、コピペで貼り付けておくこともあります。お仕事毎に、行頭に、「○○生産管理」などのように、そのお仕事の内容がひと目で分かる見出しをつけておきます。たとえば、

XXX(お仕事名) laboratory traceability packs ラボラトリ・トレーサビリティ・パック(定訳確認できず)
YYY(お仕事名) 直掩機 support fighters 軍用機を用いた特攻は、通常数機の特攻機と護衛の直掩機から編成された。直掩機は戦場まで特攻機を護衛し、戦場に到達した後は特攻機による攻撃を見届けた後帰還し、戦果の報告を行った

・・・のような感じです。

XXXのお仕事では、”laboratory traceability packs”の定訳が、時間切れで確認できなかったため、このお仕事については、カタカナで訳出したようです。
YYYは知り合いに頼まれた、第二次大戦に関するお手紙のやり取りの翻訳の際のもの。「意味が分かれば」ということで、多少気楽にやらせて頂きましたので(ボランティアだし)、この訳語が絶対に正しいとは言い切れません、念のため。対訳の後に、再確認時に苦労せずに済むよう、「それは何ぞや」と探し回った「直掩機」の説明文が付け加えてあります(お気に入りに該当ページを登録するほどではなかったので)。

* (追記 7月29日)すいません、直掩機の説明書きの出典を書いておりませんでしたね(夕べ、お布団の中で気づいてしまったのでした)。いくつかのウエブページを参考にさせて頂きましたが、この説明書きはWilipediaの「特別攻撃隊」の項のものをお借りしています。自分が分かりやすいよう、多少表現を変更させて頂いた部分もあります。


・・・というわけで、私は、秀丸に訳語を登録しながら仕事をしています。
お仕事が終わったら、「キーワード」というファイルに、お仕事名を登録しておきます。お仕事名をつけておくのは、私の場合、これまで、「同じクライアントさんの機種違い」とか「同じクライアントさんの別の機械」といったお仕事が多かったからです(それも数年後に打診があったりする)。

で、ここで、Grep検索の登場です。
Grepは、対訳君の一網打尽のようなもので、単語を入力すると、その単語が記載されている行を、(全てのファイルのものを一括して)別窓で一覧表示してくれるものです。なので、途中で改行さえ入れなければ、全ファイル中の該当箇所を、説明文まで含めて、全部表示してくれます。
「同じクライアントさんの類似の機械のお仕事」を頂いた時は、キーワードのファイルで、自分の付けたお仕事名を探し、まず、そのお仕事名でGrep検索をして(そうすると、そのお仕事の際入力した内容が全部表示されます)、内容を確認しています。

あまり効率的とは言えないやり方かもしれないのですが、今のところ、自分にはこのやり方がしっくり来る感じ。まだまだまだ(←「まだまだ」だけでは足りないかなと思ったので)、改善の余地があるとは思うんですけど。

多少なりとも参考になれば幸いです。
(そうして、Service Pack 1はまだ「利用可能なプログラム」の中で、虎視眈々とインストールの機会を狙っているのであった←3つ前くらいの「PCは嫌い」の記事をご参照ください<入れなきゃ駄目だよなあ<しつこい)


SayoのBackgroundについては「はじめに」カテゴリの記事をご参照ください
2011.07.28 16:37 | 翻訳 | トラックバック(-) | コメント(0) |












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